ラズパイ気象局を稼働させました。
コンピューター:Raspberry Pi4
ソフトウェア :WeatherDisplay、YAAC
気象観測装置 :Vantage View
約9年間Windows・Ui-View32の構成で気象観測局を動かしてきました。近年、Windows自動アップデートによるシステム停止が課題であった。機会をみてLINUXの小型省エネのシステム更新を計画していた。
計画ではVantage Viewの気象データーをWeather Displayで取込み、WXNOW.txtを書き出す予定でしたが、うまく動作せず。とりあえず、ディフォルトで吐き出すログデーターを自前のプログラムで変換してWXNOW .txtを作成した。
ソフトウエア開発先に問い合わせ解決するべきであろうが、時間を要しそうなのでとりあえず対応した。
簡単と思えたプログラム開発も意外に手強く、手間がかかった。
▫️WXNOW .txtフォーマット、ネットからの情報で作成すると読込エラーになる。
現在稼働システムのWXNOW.txtを解析すると、月表示が違っている。2桁数字ではなく3文字表示。 7月は 07 ではなく Jul
1行目 mmm dd yyyy hh:mm<CR,LF>
2行目 321/000g003t094r000p000P000h80b10144<CR,LF>
321/000:風向 度/風速 mph
g003 :瞬間風速 mph
t094 :温度 華氏
r000 :時間降雨量 100分の1インチ
p000 :24時間降雨量 100分の1インチ
P000 :1日の積算降雨量 100分の1インチ
h80 :湿度 %
b10144:気圧 10分の1ミリバール
▫️Weather Displayが吐き出すログデーターフォーマットの解析
・1行目がタイトルなのでデータ要素を知ることが出来る
・ログデーターは追記され最終行が最新となるので、最終レコードを取得する
・観測データーの単位変換と桁数合わせ:摂氏→華氏、風速m /s→mph、時間雨量算出 etc
WXNOU.txtの単位に合わせてログデータの単位を変換
数行を想定していたコード(Pyton)が2桁になりました。気象データのAPRSシステムへの公開が30分間隔なので、CrontabでWXNOW.txt書き出しを10分間隔に設定。
長年UI -View32(Windows)で運用してきましたが、やっとWindowsからの呪縛から解放されました。ラズパイはキーボード・マウス・ディスプレイを接続しないのでスペースを取りません。ネット上の他のパソコンからVNC Viewerで操作しています。停電時はネットも停止するのでバッテリーバックアップはありません。

ラズパイ本体につながるのは電源と観測装置(USB接続)のみ!!