TNC修理

 今や過去の遺物となってしまったTNC(Terminal Node Controller)その存在を知る方も少ないですが、パケット通信で遊ぶ人たちにはまだ価値のある装置です。TNCメーカははるか昔に廃業、情報も入手困難。ジャンクがヤフオクなどで入手できます。

電源が入らないジャンクの東京ハイパワー(株)のKPC-4J、基板の配線を辿ってゆくとDC電源の3端子レギュレーター(12V→5V)に電圧が供給されていません。入力側を追って行くとノイズフィルターと思われるチョークコイルが断線していました。診断を進める為にチョークコイルをショートしてみると瞬間焦げた臭いが!!コンデンサから煙が出て炭化してしまいました〜(@_@)
推測するにDC12V入力コネクタから三端子レギュレーターまでの素子がダメージを受けていると判断、全ての交換を決めますが部品の規格が分かりません。
チョークコイルには赤黒黒のマーキング、勝手にが20μHと判し代替部品を用意するも基盤に取付不能、ワイヤー配線で外付けしました。代替えコンデンサも配線位置から4.7μF、0,1μFと過去の経験からの推定しました。

およそ 34年前の製品、この時代はディスクリート部品なので修理がしやすいです。なんとか息を吹き返しました。今回は成功しましたが、実力不足で諦めることもあります。
ジャンクの修理は腕試しの楽しみでもあり、動いた時の喜びは大です。


↓白のマークが修理箇所

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