乾電池は使えなくなったらリサイクル(廃棄)する。充電式電池は充電可能回数が明示されているが、現実数えることは出来ない。そんなわけで気が付くと数が増えていた。要はリサイクル(廃棄)のタイミングがつかめない。
最近、電子負荷装置なるものを入手したので、電池の性能チェックを思い立った。なんとなく持ちが悪いと思いながらも使い続けている充電式電池。実態はどうであるか?
少し前までは充電式電池で1.5Vのものはなかった、仕方なく1.2Vのニッケル水素電池で乾電池の代用をしていた。最近1.5Vの乾電池サイズの充電池を見つけ早速使ってみた。想像以上に長持ちであった。
実性能を数値で表現してみると
🔳試験した充電電池の仕様ー製品名はA B C Dとした
1.A:Ni-MH(ニッケル水素電池) 1.2V 1,900mAh (国産品 ブランド名が変わった)
2.B:Ni-MH pro(ニッケル水素電池) 1.2V 2,450mAh ( 〃 )
3.C:Li-PO(リチウムポリマー) 1.5V 3,400mWh= 2,267mAh (輸入品)
4.D:Li-ion20(リチウムイオン) 1.5V 3,000mWh= 2,000mAh (輸入品)
🔶測定結果 <測定終了電圧 1.1V、負荷電流は500mAとした>
1.A:初期電圧 1.2 V、 能力 970mAh/1,900mAh 51%
2.B:初期電圧 1.2 V、 能力 1,340mAh/2,450mAh 55%
3.C:初期電圧 1.43V、 能力 1,240mAh /2,267mAh 55%
4.D:初期電圧 1.45V、 能力 1,870mAh/2,000mAh 94%
※ 測定結果は手持ちの数本の最高値を示している
・Dは仕様通りの容量、他は実測容量は約50%
・C及びDは期待の1.5Vに対し1.43〜1.45V、残念ではあるが誤差範囲
・A・Bは少しづつ電圧降下を続けて行く、C Dは若干0.1Vくらいの電圧効果が見られるが容量限界近くまで電圧が維持される。限界時点で一瞬で測定終了電圧に達する。
・電池の持ち(長時間の使用)を求めるならD・B・Cの選択が良い
・Dは自己放電が少ない実感を持った(測定はしていない)
🔷気づいたこと
測定をするうち負荷電流値が気になった。1.5Aくらい放電させると電圧が急激に低下し、すぐに測定終了電圧に達してしまう。だが電池にはまだ十分なエネルギーが残っていて、放電電流を500mAくらいにするとまだまだ測定終了電圧以上を保ったまま放電が可能なのである。
充電電池(普通の電池もそうであると推測するが)には適正な放電電流値がある様に思える。
<追記>
(電池にはCレートなる基準があることが分かった。電池の能力を引き出すにはこれを踏まえた使い方が推奨されるとある。電池で動く機器はそれを考慮して作られているのかもしれない。)
<長く使っていた電池Aだが容量試験をしてみると9本中、不良が3本、50%以上が3本、、実容量に差があるものの残りは35%以下であった。結局5本をリサイクルと判断した>
上2本は店舗購入の国産品、下2本はネット購入の輸入品(安全性?)

上記A(Ni-MH)の出力電圧変化

上記D(Li-ion20)の出力電圧変化

上記D 測定停止電圧1.10Vまで1.45Vを維持

電子負荷装置
テスターで測定した電池の両端電圧と電子負荷入力端子電圧とはー0.07Vの差あり(コードの電圧降下)
電子負荷入力端子電圧(テスターで測定)と電子負荷装置の表示電圧はー0.04V差があり液晶表示と電池電圧誤差は約0.1Vと考えられる
測定はすべて電池両端の電圧を測定しているので、電子負荷装置の表示は測定には未使用
