D-Star

 デジタル通信技術によりアナログには無かった新機能が体験できます。特にDRモードはレピーター間通信にインターネットを利用する通信方法なので、コンデションの影響を受けず遠距離通信が可能です。
デジタル通信技術により音声だけでなく文字画像の伝送が可能になって、通信の活用範囲が広がりました。それを支えるパソコンやスマホで動く便利なソフトウエアの開発も進み、操作が簡単になりました。
様々な場面で活用されていると思われますが、アマチュア無線本来の楽しみであるCQによる通信の広がりは弱く、知り合い同士の連絡用に使われているのが現状です。


 10年ほど前になりますが、無線機メーカーの「D-Staraで世界とつながろう」的なキャッチに引かれスウェーデンから無線機でオンエアしようと、JARL・ICOMに相談しましたが役に立つ情報は得られませんでした。当時はまだ展開途上だったからでしょう?技術も枯れた今はもう、当たり前になったのでしょうか〜
その時は、スウェーデンのDala-Flodaからインターネット経由で日本の稲毛レピーターに接続し、友人と通信しました。現地では電波を出さないので国内の無線免許のみで運用しました。

市内の災害医療通信に関わるようになって、D-Staraの高速画像通信が有効であると知り、救護所から本部や病院にトリアージの傷病者リストを送ることに活用しています。医師・看護師・薬剤師のみなさんも抵抗なく扱えるほど操作は簡単です。デジタル技術が生きています。

D-Star運用で実体験したトピックをサブページで紹介します。